ノムちゃんの雑記帳

より楽しい生き方を模索するノムちゃんのお気楽雑記帳

セクシー女優の小説

ドラマ10ミストレス いいね!

 

エへへ、ノムちゃんです( ̄▽ ̄)

ノムちゃん独自の連休も今日で最後。

大したこともしないうちに終わってしまいました。

連休って意外にあっけないですね(*´з`)

ところで、みなさんは今ハマってるドラマってありますか?

ノムちゃんは、金曜日の22時からNHKで放送されている、ドラマ10 『ミストレス女たちの秘密~』にハマってます(^_-)-☆


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このドラマは、もともとイギリスで放送されているドラマ『mistresses』の日本版です。

日本以外にも、アメリ韓国などでもリメイク版が放送されてるみたいですね。

それぞれの秘密を抱える4人の女性を中心に、「幸せとは?」という大きなテーマをスリリングに、ミステリアスに、ロマンチックに描かれています。


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ノムちゃん的には、大政絢さんと篠田麻里子さんのキスシーンがメチャ興奮しましたね

!(^^)!

まぁ、詳しいことはここでは述べませんので、ドラマを見てなくて興味のある方は、公式サイトがありますので参考にしてくださいね。

ちなみに、次回が最終回ですよ。

どんな結末になるのか楽しみです。

 

まなてぃの小説

 

今回、紹介させていただくのは、ノムちゃんが最近注目している人気AV女優、まなてぃこと紗倉まなさんの小説デビュー作『最低。

AV女優という仕事に関わる、4人の女性を主人公に描かれる、連作短編小説です。

この作品は、2017年に実写映画化されていますね。

トップクラスのAV女優として活躍する女の子が書いた小説ってどんなものなんだろうと、興味津々で読んでみると・・・

作中の性の世界にグイグイと引き込まれてしまい、一気に読んでしまいました(^^♪


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紗倉まな 著 『最低』 角川文庫 税抜き¥560

 

1章「彩乃」編は進学を機に釧路から上京した彩乃が、SNSで知り合ったスカウトマンのツテでAV女優として活動するという話です。

作中に家族に仕事のことを知られてしまう、言わば「身バレ」による家族との衝突や葛藤が描かれていますが、このシーンには、著者である紗倉まなさんの気持ちがかなり投影されているようです。

まなさん自身も違う形でこの身バレを経験されているみたいですからね。

身バレに限らず、専門学校在学中にAV女優としてデビューするという設定も似ていますし、本書の主人公である4人の女性の中では彩乃が最もまなさんに近く、ご自身の気持ちを投影しやすかったのではないでしょうか。

ふとしたきっかけで知り合い、交際するようになった雑誌編集者日比野との関係も上手く描かれていていいですね。

家族との関係がこじれ精神的に行き場を失った彩乃が、救いを求めるように日比野のもとへ向かい寄り添う姿は、女性としてのか弱さ、繊細さ、安心感などが見事に表現されています。

2章「桃子」編は唯一男性の視点で描かれています。

1章「彩乃」編で 、彩乃がスカウトマンに紹介されたAVプロダクションの経営者、石村が起業したころのエピソードです。

その石村を支えるのが、恋人であり、プロダクションの看板女優桃子です。

弱小プロダクションの社長兼マネージャーとして日々奮闘する石村と、AV女優として体を酷使しながら石村を支えつつ、実家の両親に仕送りを続ける桃子。

そんな桃子を愛おしく想いながらも、AV女優としてマネージメントする石村。

自身の会社のために懸命に努力しようとするも、自分の大切な女性が仕事とはいえ他の男に抱かれているというジレンマ

自身の気持ちとは裏腹になぜか桃子との距離が離れていく。

悲しい男女のすれ違いを男性目線でよく書けてるなぁと感じました。

3章「美穂」編は、夫とのセックスレスに倦んで、AVに出演を決意した専業主婦の話です。

夫婦間でのセックスレスの悩みは現実によく耳にする話です。

まぁ、こればっかりはお互いの気持ちの問題ですからなんとも言えませんけどね。

作中の美穂は、結婚して7年目になる夫との二人暮らし。

セックスレスになって5年、一人の女性として求められることはなく、子供を望んでも夫は超消極的。

そんな生活の中、夫の部屋で見つけた1本のアダルトDVD。

表紙に写っていた、美穂にとてもよく似たAV女優。

気が付くと、美穂は救いを求めるように・・・

この章では貞淑良き妻であろうとするも、自分の中からこみ上げてくる性的欲求を満たすためにAV出演という道を選んだ女性の孤独感、後ろめたさ、期待感、性的快感といった感情が上手く描かれていますね。

本物の人妻でAVに出演している女性の心情って、こういうものなのかなぁと率直に思いました。

4章「あやこ」編はAV出演歴のある母親を憎む少女の話です。

この作品においてあやこだけはAV女優の仕事に直接関わっていません。

共にシングルマザーの祖母と母に育てられ美しく成長したあやこが中学生の時、絵の才能を評価され、周囲の注目を集め始めたころ、あやこの母親が昔AV女優だったというウワサが流れ始め・・・

美しく才能のある子に対する妬みにAV女優という職業に対する偏見も混ざった、陰湿な空気にあやこは包まれてしまいます。

自分が「そういう女性」の娘なんだという、負の感情はずっと付きまとってしまうんですね。

高校生になったあやこと、祖母との軋轢や、大して好きでもない男とのセックスで気持ちを紛らわそうとする姿など、思春期において自分自身に負のレッテルを張り付けてしまった少女の悲しさ、不安、孤独感などがリアルに表現されています。

ちなみに、作品のタイトル「最低。」の意味は正直わかりにくいですが、各章の主人公たちが、自分自身を蔑んでいるという意味なんですかね。

ノムちゃん的にちょっと迷うところです。 

あ、それと忘れてはいけないのが本書のあとがきです。

著者紗倉まなさんが、小説家になったきっかけや、AVデビュー当時の彼女の心境、友人に渡された一冊の本から受けた影響など、14ページにわたって記されています。

あとがき自体が彼女を主人公にした短編小説のようにも感じられましたよ。

それにしても、まなさんって本当にいい感性してるんだなぁと感心しました。 

デビュー作でこれだけのものを書けるなんてスゴイ才能ですよ(^^ゞ

小説第二弾『凹凸』という作品も読んでみたいですね。

あ、『最低。』の映画もまだ見てなかったなぁ。

AV女優はもちろんのこと、小説家としてもますますの活躍を期待したいものです。

さて、ノムちゃんも明日からお仕事がんばろっと(笑) 

それでは、今日はこのへんで(^o^) 

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