ノムちゃんの雑記帳

より楽しい生き方を模索するノムちゃんのお気楽雑記帳

ラストサムライ 後編

こんにちは、ノムちゃんです(^o^)

前回は気分的にちょっと違うネタで記事を書きましたが、今回は過去二度にわたって書かせてもらった2018年のNHK大河ドラマ西郷どん』最終回の感想の後編です。

今回はかなり長くなりそうなので、前置き無しでいきなり本題に入ります。

政府軍の総攻撃を翌朝に控え、西郷軍は皆で最後の宴を開いていました。

皆が皆、最後の夜を心ゆくまで楽しんでいたんですね!(^^)!

そんな仲間たちを西郷隆盛は「今まで本当によく戦った」と心から感謝の気持ちを込めてねぎらいました。

更に「若い者たちにはもう少しマシな死に場所を与えてやりたかった」という桂久武の言葉に対し、仲間たちは皆「ここは最高の死に場所だ!」、「桜島を眺めながら戦って死ねるなら薩摩武士の本懐だ!」と笑って答えました。

ノムちゃんはそこに己の信念を貫き、自分たちの生き様を最後まで全うしようとする武人の心意気を感じて胸が熱くなりましたよ。

宴が果て、夜空の星を眺めながら一人物思いにふける隆盛。

ふと、腰の脇差を目の前にそっとに置きました。


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それは隆盛が敬愛してやまなかったかつての主君、先代の薩摩藩島津斉彬の形見でした。

その脇差に隆盛は「ようやく、殿の言われた時代が来もすな」と微笑みかけます。

英明な賢君であった斉彬は、かなり早くから新しい時代の到来(侍の時代の終わり)を予期し、幼き日の隆盛に告げていました。

昔から先見の明に長けた人ってのはいるものですね(^^♪

隆盛もまた、自身の生まれ持った使命がようやく終わろうとしていることに安堵しているように感じました。

そして明治10年9月24日午前4時、ついに決戦の時がやって来たのです。


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戦いの直前、隆盛たちは軍旗、外套、楽器など、それぞれ思い入れのある品を燃やしました。

最後の戦いに臨む上で、これまでの自分たちに対してケジメをつけたんですね。

燃えゆく品々を皆で見つめながら静かに時が流れる中、村田新八のお腹が「ぎゅるるる~」と鳴りました。

バツが悪そうにあやまる新八の姿に皆の緊張がなごみ、笑みがこぼれました。

そして隆盛が皆に最後の激を飛ばします。

「おはんらが侍の最後を務めっとじゃ、日本の誇りじゃ!」

そう、このときの西郷軍は一人ひとりがまさにラストサムライだったんですね。

一発の砲弾を合図に政府軍の総攻撃がついに開始されました。

隆盛の号令で西郷軍も突撃を開始します。

銃声や爆音は町中に響き渡り、当然のように実家の西郷家の人たちの耳にも届きました。

士気、結束力において比類なき西郷軍も、装備や兵数で圧倒的に勝る政府軍に追い詰められ、皆次々と銃弾に倒れていきます。

西郷軍の幹部たちの中でも、かつての同胞であった川路利良(警視庁の大警視)に撃たれた桐野利秋と、傷つき力尽きたところで自ら命を絶った村田新八の最期はホント涙ものでした。

警視庁の大警視(現在の警視総監)が自ら前線に立つなんて普通ありえませんが、この際そういうツッコミはやめときましょう。


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そしてついに西郷隆盛も銃撃を受け戦死。

史実では被弾したあとに自決した(その後、介錯された)ようですが、この話の流れだとそういう終わり方は似合わなということで脚色されたんでしょうね。

開始から5時間あまりが経った午前9時ごろに戦闘は終了。

およそ8か月間に渡って続いた西南戦争終結しました。


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轟音がやみ、町中が静寂に包まれたことで夫隆盛の死を悟った妻は、一人城山に向かって「おやっとさぁ(お疲れ様)でございもした」と深く頭を下げたのでした。


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盟友隆盛の死に大号泣する大久保利通

隆盛の死は日本中に知れ渡り、隆盛の友人、知人たちをはじめ多くの人々がその死を悼みました。

さらに、そのころ日本の空に近づいた火星を西郷星と名付け、皆拝んだそうです。

逆賊として散ったにもかかわらずエライ人気ですね(*^-^*)

後に糸が子供たちに語って聞かせたように、西郷隆盛はいつも低いところで弱い人たちに寄り添い走り回っていた。

誰よりも心の熱い太かお人だった。

だからこそ多くの人々に愛され、死後も英雄として語り継がれているのですね。

隆盛の死からおよそ8か月あまりが経った明治11年5月14日、東京・紀尾井坂において大久保利通が石川県士族の手によって暗殺されました。

わずか1年も経たずして隆盛の後を追ってしまったんですね。


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最後に、若き日の隆盛と利通が共に旅立つ回想シーンの後オープニングテーマが流れるんですが、エンディングテーマも兼ねてるのかもしれません。

誠に残念ながら、この作品は視聴率が歴代の大河ドラマの中でもかなり低い方だったそうです。

ネット上でも、どちらかと言うと辛口の評価が多い感じですね。

でも、ノムちゃん的にはいーんじゃないかと思いますよ。

そもそも、大河ドラマは多かれ少なかれファンタジー的な部分があるものですし、あくまでドラマですから書いた人の個性が表れるものです。

程度によりますが、大まかな歴史的事実が誤っていなければ、後は気分よく見れれば良いのではないでしょうか。

幕末~明治維新にかけての激動の時代、その生き様から多くの人々に愛され慕われた英雄西郷隆盛

ノムちゃんも、大河ドラマを見て非常に興味が湧きましたよ。

これまで3回に渡って『西郷どん』最終回の感想を書いてきましたが、後編はメチャ長くなってしまいました。

もうちょっと文章の構成が上手くできるようになりたいなぁ。

ま、いつになることやら(笑)

それでは、今日はこのへんで(^-^)

 

 

 

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