こんにちは、ノムちゃんです(^o^)
今回は前置きなしでノムちゃんの好きなアニメの話をしたいと思います。
原作は週刊少年ジャンプで1989年~1996年までの7年間にわたって連載された人気漫画なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
1989年といえばノムちゃんはまだ中学生でしたよ。
何気にもうずいぶん昔の漫画なんですよねぇ。
1991年にも一度アニメ化されたんですが、原作との兼ね合いもあってか、途中で打ち切りのような形で終わってしまったんです。
それが2020年から、原作を忠実に再現した形で再び制作されることになったんですね。
アニメ自体は一昨年の10月に放送が終了しているのですが、今回はその中でもノムちゃんがメチャ感動したエピソード、第73話「炎の中の希望」について語りたいと思います(^^♪
この回は多くのファンの方にとって「最高に感動した神回」だったのではないでしょうか。
死神キルバーンの卑劣な罠によって魔界の炎の中に閉じ込められてしまったダイ、ポップ、ハドラー。
ポップが氷雪(ヒャド)系呪文によってかろうじて炎を抑えてくれているものの、「真竜の闘い」の再来と言われるほどの激闘によって力を使い果たしたダイとハドラーにはどうすることも出来ず、ポップもまた、先の戦いで魔法力を相当に消耗していたせいか徐々に追い詰められていきます。
ポップがあきらめかけたその時・・・
「最後の最後まで絶望しない強い心、それこそがアバンの使途の最大の武器ではなかったのか!」
まるでハドラーの、今は亡き師アバンのようなその言葉にポップは勇気づけられて気を持ち直し、最後の脱出策を思いつきます。
それはポップの最強呪文である極大消滅呪文(メドローア)で炎を吹き飛ばし、その隙にダイの瞬間移動呪文(ルーラ)を使って脱出するという策でした。
ただ、この方法だとダイとポップは脱出できてもハドラーは置いていくことになってしまいます。
敵とはいえ今のハドラーを置いていくことをためらう二人の気持ちを察してか、ハドラーはどうせすぐ死ぬことになる自分にかまわず行くよう促し、二人は心を決めました。
ところが、メドローアを放つには火炎(メラ)系の呪文とヒャド系の呪文を同時に繰り出さなくてはならず、両手でヒャド系呪文を全開にして上からの炎を抑えているのが精一杯のポップにメラ系の呪文を作り出す余裕はとてもありませんでした。
魔界の炎の勢いはすさまじく、ヒャド系呪文の力を少しでも弱めると押し切られてしまいそうになります。
せっかく思いついた策を実行できずに苦悩するポップ。
その時でした!
瀕死のハドラーがすさまじい気迫で立ち上がり、ヒャド系呪文を繰り出して炎を押し戻したのです。
これにはノムちゃんも驚きました。
あくまで設定上の話ですが、ハドラーは主に火炎(メラ)系、閃熱(ギラ)系、爆裂(イオ)系といった主に炎系の呪文を好んで使用してましたからね。
まぁ、かつて魔王を名乗っていたほどの上位魔族ですから、ヒャド系の呪文も知識程度に使えても不思議はありませんけど。
「躯(むくろ)が動いたのだ、儲けものと思え!」
ハドラーが命を賭して作り出してくれたまさに唯一の機会。
ポップも渾身の力でメドローアを放ち、炎が四散して上空に青空が広がったその瞬間、ダイがルーラの呪文を使い見事脱出成功!・・・かと思われたのですが。
ダイはなんとか脱出できたものの、ポップは変わらず炎の中。
そう、脱出の瞬間、崩れていくハドラーの姿に気を取られたことで、ダイにしがみ着き損ねてしまったんですね。
その様子を悠々と眺めて楽しむキルバーン。
ダイを殺し損ねたことは予想外だったものの、潜在能力でダイを上回るポップがこの場で消えてくれた方がむしろありがたいとすら考えてる様子。
さすが、大魔王バーンにして「残酷さでは魔界一」と言わしめるほどの狡猾ぶり。
「いっしょに行こうぜ、アバン先生のいるあの世へさ」
覚悟を決め、ハドラーと共にアバンのもとへ旅立つ決意を固めたポップ。
それでもダイを救うことができただけで満足げな様子。
そんなポップのために初めて神に祈るハドラー。
その目には涙が⁉
それは、かつてあれほど見下し、蔑んでいたはずの人間のためにハドラーが初めて涙を流した瞬間でした。
そして、ついに万事休すと思われたその瞬間・・・。
突如空から黄金の光が差し、炎をすべてかき消してしまいました。
「困りますよポップ、勝手にあの世なんかに行かれちゃ。そんなところに行っても私はいません」
そこに現れたのはなんと、かつてダイとポップを守るためにハドラーと闘い、その命を犠牲にした師アバンその人でした!(^^)!
この展開にはおそらく誰もが驚愕したことでしょう。
ノムちゃんも例外ではありませんでしたよ。
ポップの回復や弟子たちとの再会の喜びは一先ず置いておいて、今まさに死にいかんとするハドラーに寄りそうアバン。
そんなアバンの甘さを振り払うように地獄の爪(ヘルズクロー)を繰り出すハドラー。
狙ったのはアバンではなく、こっそり背後から近づいていたキルバーンだった。
「そう何度もつまらん邪魔はさせんぞ、死神!」
正真正銘最後の力を振り絞ってアバンを守ったんですね。
このあたりから今回だけの特別なエンディングテーマが流れ始めました。
最後の力を使い果たし、アバンの腕の中で崩れゆくハドラー。
これからの戦いのためにいくつかの言葉を残します。
中でも「素晴らしかったぞ、お前の残した弟子たちは。俺の生き方すら変えてしまうほどにな」というセリフは、アバンにとって最高にうれしい言葉だったのではないでしょうか。
「ポップよ、お前たち人間の神というのもなかなか粋なヤツのようだぞ。俺の命と引き換えに、俺がかつて奪った大切なものをお前たちに返してくれた。その上、俺の死に場所をこの男の腕の中にしてくれるとはな」
これがハドラーの、この世で最後のセリフとなりました。
背景でかかっていたエンディングテーマと相まって何とも泣けるんだこれが。
その様子をそれぞれの思いで見ていたダイと仲間たち。
そして、灰となって消えて逝ったハドラーを見送ったポップの「ハドラー、最後の瞬間のあんたは紛れもねぇ。仲間だったぜ、俺たちのな・・・」というセリフの後に風と共に静寂が・・・。
当時のネット上でも「最高の神回」「号泣した」「感動した」な~んて声がたくさんあったのを覚えていますよ。
ちなみに、この話の前の回が放映されたあと、製作元の東映アニメーションにおいて外部からの不正アクセスによる影響で、この回が放映されるまでおよそ一ヶ月余りの間が空いてしまったというアクシデントがあったんです。
その間は過去の人気エピソードの回を再放送するという形がとられたのですが。
そのためか、この回が放映されるのがメチャ待ち遠しかった覚えがあります(笑)
実は、この作品の中でノムちゃん的にもう一つ、ぜひご紹介したいエピソードがありますので、機会を見てまた取り上げたいと思います。
今回はずいぶん長くなってしまいましたが、お気に入りのエピソードがようやくご紹介出来て大満足でした♪
それでは、今日はこのへんで(^-^)