伝説のカリスマキャバ嬢
どーも、ノムちゃんです(^o^)
ここ数日気温が下がり、多少過ごしやすいですね。
湿気は多いものの、先週までのような猛暑はおさまってきてる感じです。
今回はノムちゃんがハマった小説についてお話したいと思います。
その名は『ユダ 伝説のキャバ嬢「胡桃」掟破りの8年間』です。
かつて、伝説のカリスマキャバ嬢として名を馳せた立花胡桃さんの作家デビュー作です。
このユダという名前の由来については敢えて詳しく述べません。
興味のある方はググってみて下さい。
ノムちゃんが立花胡桃さんの存在を知ったのは、毎週日曜日にTBS系列で放送されているサンデージャポンという番組に、彼女がゲストとして出演しているのを見た2009年頃だったと思います。
番組内で、在籍したどこのキャバクラでも常にNo1の座についていた、カリスマキャバ嬢として紹介されていて、ノムちゃんも興味を持ったのを覚えています(^^♪
今2019年ですから、あれからもう10年も経つんですねぇ。
超リアルな自伝小説
この小説は、立花胡桃(本名 中田絵里香)さんの実体験をもとに描かれた自伝小説です。
彼女がキャバ嬢として過ごした8年間の記憶がリアルに再現されています。
非常に読みやすく、その場のイメージがどんどん湧いてきて、作品の世界に引っ張られてしまい、ついつい寝る時間も惜しんで読んでしまいましたよ!(^^)!
ユダ 伝説のキャバ嬢「胡桃」掟破りの8年間 上・下巻 立花胡桃 著 幻冬舎文庫
税抜き 各¥600
内容について簡単に紹介します。
主人公の中田絵里香は高校卒業間近、彼氏の子供を中絶した直後に一方的に捨てられてしまう。
彼氏のことを本気で愛していただけに、彼女の悲しみと怒りは半端なく、男性に対する強い不信感を抱いてしまう。
そんなある日、彼女は街中でキャバクラのスカウトに逢い、そのままの流れでキャバ嬢として働き始める。
そして、入店2か月にしてNo1キャストとなってしまう。
そう、絵里香にとってキャバ嬢はまさに天職だったのだ。
しかし、そこは人間の欲望、見栄、嫉妬等が渦巻く夜の世界、様々な苦難が彼女にふりかかるのだが、持ち前の美貌と頭脳、負けず嫌いの性格でそれらを乗り越え、どこの店に移っても常にNo1に上りつめていく。
っとまぁ、こんな感じですかね。
後は読んでからのお楽しみということで(^^♪
ちなみに、彼女の最初の源氏名は瞳だそうです。
途中から胡桃に変えたんですね。
ノムちゃんなりの感想
本書を読んでまず感じたのは女の嫉妬は凄いなということ。
人気商売である以上、キャストの女の子達は皆、同僚というよりライバルですからね。
客を取った、取られたってトラブルはもちろん、陰湿なイジメや、心無い誹謗中傷なんかも日常茶飯事って感じですね(-_-;)
そんな中でも、いい人はやっぱりいるもんです。
胡桃(瞳)がつらい時に、手を差し伸べてくれる娘がいたり、嫉妬の感情を表さず普通に接してくれる娘がいたりと、何となくホッとしますね。
イジメやパワハラは、どの職場でもありますから他人事じゃありません。
また、お客にも実に様々なタイプがいるもんですね。
中には、胡桃に入れ込み過ぎて数千万円ものお金を貢いでしまう人、勘違いしてストーカーまがいのことをする人、一晩の飲み代で数百万円使う人等、まぁいろいろですね。
にしても、お金って「あるところにはある」んですねぇ( ̄▽ ̄)
さらに、ノムちゃんが特に感じたのは、胡桃自身が本当に幸せなのかな?ということ(あくまで作中の話ですが)
No1を維持するためのプレッシャー、交際している恋人との確執や別れ、買い物依存症、両親の離婚危機、客を取るための枕営業等、一見華やかに見える女の子でも、意外に心が満たされず苦労してるんですね。
作中で、彼女の「私、幸せになりたいだけなのに」ってセリフが印象的でした。
人間、見た目じゃわからないものですね。
この小説(加筆修正版)では、彼女の水商売を引退後の様子に少し触れたところで、完結する訳ですが、ノムちゃん的に(あくまで個人的に)は、彼女の引退後は敢えて描く必要はなかったのでは?と感じました。
現実の立花胡桃さんには、もちろん幸せになってほしいですが、作品の中の立花胡桃には、あくまでユダでいてほしかったなって思いました。
素人考えで、好き勝手に書かせていただきましたが、興味のある方はぜひご一読を!
そういえば(現実の)立花胡桃さんは、今年の春に芸能界を引退し、現在は保育士を目指しているそうです。
新しい業界でもご活躍を期待したいですね(*^-^*)
機会があったら、今度キャバクラネタも書いてみようかな~。
男性のみなさん、ハマり過ぎには気を付けて下さいね(笑)
それでは、今日はこのへんで(^-^)